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04/10

この国に来て最も驚いたことのひとつは「情報量の少なさ」だ。この国には(当り前だけど)紀伊国屋もジュンク堂もアマゾンもない。

サラワンだけで言うと図書館も教員養成学校に小規模なものがあるが本はほとんどない。何より、ラオ語書籍がほとんどない。

何か情報を得たい時に本や雑誌を読むことがほとんど習慣的になっている僕を含め日本人にとってこれには凄く驚くだろう。

ラオスが人口約570万人の小国だからなのか。それとも本を読む習慣がないのか。いろんな要因があると思う。でも、はっきりしているのは「情報量が圧倒的に少ない」ことだ。

そうした状況で「インターネット」の出現というのは情報を得るための強力な手段となり得るだろう。個人的にはネットの出現は先進国より途上国に強大なインパクトをもたらすと思っている。トーマス・フリードマンも「フラット化する世界」の中でそんなことを書いている。

でも、それは少し違うということを職場に「インターネット」が来た時に思った。国連機関のプロジェクトの一環で情報量を増やすため、僕の勤務先にもネットが利用されることになった。

僕が見る限り彼らが仕事に役立つような調べ物をしている気配はない。Facebook、ネットのTV、占い(ラオ人は占い好き)等々ただの遊びに使われている。

国連機関もこのプロジェクトを推奨する前に、制限を設けて欲しいと思う。そして、あるのかないのか分からないがネットの有効性を啓蒙するようなワークショップや書面で渡すべきだ。このままだと、ただ彼らの暇つぶしが増えただけだ。

情報が世界のどこにいても均一に得ることが出来る。それは、途上国と先進国の差を埋めることに寄与できる。たしか、「フラット化する世界」ではそんなことが書いてあったと思う。

でも、それは情報を自分や国の発展の為に用いようとする人々だけに限られるのではないかと思う。そして、少なくともここには稀有だ。

理論と実践は違うんだなと改めて感じた。
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